FERNANDES スポット品？ FR FGZ サスティナー セイモアダンカン

7枚目の画像の状態で入手した滅多にみないモデルです。
ボディはFRシリーズですがヘッドはFGZシリーズのリバースヘッド仕様なのに24フレットです。
メイプル指板のモデルもカタログにはほぼなくポジションマークも黒ではなくアバロン貝でしょうか？
ついてた部品などから90年代半ばのFGZが登場する前後くらいに作られた試作品やショップオーダーの類いかと思います。
ボディトップとバックにはキルトメイプルのプリントフィルムが貼られてるFGZ400などと同じ仕様でしたが、経年劣化で傷み剥がれてました。
サスティナーの調整およびダンカンTB-4への交換・ボディのリフィニッシュ・指板修正も含めたフレットをJescar55090NSに打ち換え・ブリッジを現行のGOTOH 1996Tにスタッドも含めた交換とザグリ修正を大阪の工房トーンガレージにて施してもらいました。
CTS ポット・SwitchCraft製ステレオジャック・バッテリースナップをプラスチック素材の耐久性が高いものにもその時に交換しています。
元々Vol・Sustainer Volがスタックポットで調整できる仕様でしたがVolのみに変更し、ミニスイッチでサスティナー基盤のバイパス(リアハムとVol直結)の効果を追加しています。
電池が切れてもバイパスしていればリアハム一発のギターとして使える仕様です。
リフィニッシュはシースルーブラックの艶消しポリ塗装トップラッカー仕上げで映える木目ではありませんが素材の導管が見える仕上げです。
重さも約3kg丁度くらいと小降りで使い勝手のいいギターです。
ロングスケールでナット幅は約42〜3mmです。

ギター本体を物珍しさから競り合って3万近い値段で入手したのとトータルの作業工賃や部品代でプラス15万くらいはしたと思います。
元々自分がフェルナンデスの珍品コレクター気質でこれも手放すつもりはなく自己満でやってもらったものでした。
そのうち詳細がわかればと思いながらも保管していましたが、他にもサスティナー搭載ギターは所有していてこれは完全にコレクションになってたので出品してみました。
フレットに目立つ減りもありません。

元々ついてた部品はペグ・ストラップピン・ジャックプレートくらいしかないくらいにはほぼ新品のギターになってるので品質的には掛かった工賃くらいの価値はあると思います。

商品の情報