【1700年代前半】日の丸釜　西村弥左衛門知義

【1700年代前半】日の丸釜　西村弥左衛門知義

西村弥左衛門(知義)共箱、日の丸釜です。

西村弥左衛門(知義)は西村道爺とも呼ばれ、1700年代前半に活躍した釜師です。大西家より前に千家の御用釜師となり、原叟から如心斎の時代に名釜を多く作りました。但し残る共箱の釜から見ると、千家以外の釜も幅広く作っていたようです。

大変貴重な共箱で、西村弥左衛門の確証ある作品。地震、火災、戦争などを乗り越え、300年以上箱ごと残りました。箱書は木目に沿わず直角に書いていますが、これは西村家系の特色です。
後世大西家などがよく極めていますが、釜には茶碗などと異なり銘がないため、共箱しか確証が持てません。

釜は日の丸釜で、名前の通り真ん丸の形が特徴です。本歌は三井家所蔵の古天明になります。

2年前、長野垤志先生に釜の水漏れ修理と釜膚色直しをいただいており、安心してお使いいただけます。

10枚目:弥左衛門箱書参考　泉屋博古館「茶の湯釜の美」より


○寸法(素人採寸のためおおよそになります。)
胴径約24センチ(鐶付除く)、口径約11センチ(縁含む)


★個人で収集、保管したものなので、経年の劣化や傷、錆びがあります。写真をよくご覧いただき、購入をご検討ください。
★鑑定などは一切行っておりません。あらかじめご了承ください。
★何か気になることがございましたら、お気軽にご質問ください。


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主な素材···鉄

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